大朝日小屋の利用についてお知らせ
大朝日岳山頂避難小屋について、冬季用のトイレ(一番西側)のみ使用可能となっております。使用した紙は便器に捨てずに専用の紙入れへ入れてください。トイレにゴミを捨てる案件が数例発生しており、処理工程に詰まりなどが生じる恐れがあります。ゴミはかならず持ち帰ってください。(平成26年5月5日現在)
大朝日小屋は、標高約1785m、収容人数は100人の避難小屋で、現在の小屋は平成11年に建てられました。
宿泊の利用にあたって
避難小屋ですので、食事、食材、寝具及び風呂はありません。寝袋、ガスストーブ等を含む調理器具、食材は持参をお願いします。
予約等は必要ありませんが、人数の多い団体やツアーでの利用ははあらかじめ大江町役場の担当課へご連絡をいただくとありがたいです。
小屋の収容人員は100人となっており、それ以上の人が来た場合には、荷物をまとめて小屋の外に置かせていただいて場所確保等をせざるを得ないことがあります。あらかじめご了承ください。
銀マットなど寝袋の下にしくものを持参することをおすすめします。
宿泊の際の場所は、管理人がいる場合は、管理人の指示に従ってください。不在の場合は、むやみに場所取りをせずなるべく場所をコンパクトに使ってください。
協力金のお願い
宿泊の場合:宿泊の場合は2,000円の協力金をお願いします。管理人がいる場合は管理人へ、不在の場合、ポストへお願いします。
トイレ使用の場合:トイレのみ使用の場合は、100円の協力金をお願いします。トイレ入り口にポストがあります。
協力金は、小屋とトイレの維持管理、登山道の保全(資材や燃料代、人件費)へあてています。
水場
小屋には水道がありません。最寄の水場は中岳方向へ15分ほどの金玉水(きんぎょくすい)か、古寺鉱泉方面の銀玉水です。詳しくは登山道情報等で確認ください。古寺から大朝日へ行かれる場合は、銀玉水で水を汲んで背負っていくと便利かと思います。
食事のための火気使用の場合
一階と二階の棚にステンレス製の板をおいておりますので火器を使用しての調理等はこのステンレス製の板の上で行ってください。
小屋に入る際について
レインウェア、スパッツなど濡れたものは入り口に掛ける金具がありますので、その金具にかけてください。小屋の中へは、水分、雪、氷等が散乱しないようにご配慮をお願いします。湿気が多くなり、利用者全体の居住性が悪くなります。
玄関付近は狭くなっており、トイレの出入り口もかねているため、出発、到着の重なる時間帯には出入り口付近が混雑します。入られる際は小屋前で入る支度されるなどご協力をお願いします。
トイレについて
大朝日避難小屋のトイレは、「人力による簡易水洗システム―環境保全型汚水処理水循環システム―」を採用している全国でも珍しいトイレです。使用者からポンプを数回ふんでもらうことにより水を循環させ、し尿を地中でバクテリアなどの微生物により水などに分解しており電力等の動力源が不要で、電気と水場の無い大朝日避難小屋でも使用可能となっています。小屋の外で処理・排出するものでないため、環境への影響は最小限に抑えられています。夏季は4つ全て使用可能ですが、冬季は一番右のトイレのみが使用可能となります。し尿はバクテリアなどにより処理していますが、トイレットペーパーなどは処理することができません。トイレに使用済みの紙をいれるダストボックスを設置していますので、使用後の紙はトイレに流さないで、専用のダストボックスへ入れてください。なお、トイレットペーパーは設置しておりません。ご持参ください。