銀玉水上部の残雪について

 

銀玉水の水場上部には、例年遅くまで雪が残ります。写真に示した青い線は上の登山道と銀玉水をまっすぐ結んだ線です。赤の線の方向へ行ってしまいますと、徐々に傾斜が強くなり、それぞれの沢へ滑落する危険性が高くなります。特に、ガスが濃くかかっている状況では、進む方向がわかりにくくなります。地形図とコンパスは必ず携行し、位置のはっきりわかる場所であらかじめ方向を定めてから進むようにお願いします。

雪質は毎日天候、気温、日照により異なります。残雪の対策としてピッケル、アイゼンの携行をご検討ください。

 

古寺山中腹、三沢清水下の登山道洗掘について

 

平成25年7月の豪雨のため、ハナヌキ分岐から古寺山へのルート上、複数個所において登山道が大きく洗掘され、段差等が生じた箇所があります。8月の作業により復旧と迂回路設定を行いました。転倒等の無いようご注意ください。

 

残雪期の古寺山の肩からハナヌキ分岐への下り地点について

 

雪の残る時期に、古寺山の北へ約300m地点のハナヌキ峰分岐方向への下り地点がわかりにくく、何度か道迷いの案件があります。晴れていれば景色で確認できますが、ガスが濃い状況の時には慎重に確認してください。北へそのまま進みますと、竜門滝の上流の峻険な場所へ出てしまい危険です。

写真で、人のいるところが降りる箇所です。ピンクのテープを表示しておりますが、風や融雪等で倒れている場合も考えられます。

赤の矢印は、上記の写真の撮影方向です。青の矢印は、ハナヌキ分岐への正しいルートです。コンパスで方向を確認して下ってください。

 

残雪期の小朝日巻き道の通過について

 

雪の残る時期に、小朝日岳北西の巻き道を通行し、残雪で滑落した事案が何度も発生しています。

例年は7月上旬まで雪の残る箇所です。残雪期は、小朝日岳山頂を通るルートをお勧めします。

画像の赤い線が巻き道(Googleマップ上に再現)。

下の写真は5月上旬の古寺山から見た状況です。見た目はフラットですが、ゆるやかな沢の地形が入っており雪渓となるため滑る氷となっている場合があります。